先日お休みを頂いて、イタリア旅行に行った時のことです。 旅行中、電車が発車時刻より50分ほど遅れており(イタリアではよくあることですが)車内で出発を待っている時に、向かい合わせで座ったイタリア人の年配女性から「日本人?」と聞かれました。
私は「はい」とこたえると、その女性は鞄の中から、手書きのメモ紙を取り出し日本語で「こんにちは」、「どういたしまして」と嬉しそうに、メモを見ながら話かけてくれました。
私はただただ、うなずくばかりで、会話らしい事は出来なかったのですが、単語を並べコミュニケーションをとっていたところ、私たちのやり取りをみていた、隣のおじさん2人も会話に入り、
いつの間にか電車が出発していることにも気がつかず、みんなで楽しい時間を過ごす事ができたのです。それぞれの降りる駅に到着した時には日本語で「さよなら!」と言ってお別れをしました。
「楽しい話は道中を短くする」と、ことわざにあるように、目的地までの電車移動の2時間があっという間に感じる程、楽しい一時を身をもって体験できたのでした。 残念だったのは、話かけてくれた女性がどうして日本語のメモを持ち歩いていたのか?直接聞くことができなかった事です。この出来事が、何度挑戦していつも続かないイタリア語の勉強の励みになりそうです。(AK)
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