上方落語は、大阪・京都を中心とする関西圏(上方)で、道端に舞台を設け自作の噺を披露して銭を稼いだ「辻咄」(つじばなし)が起源といわれています。
落語は一人で座り、台詞で物語を展開し、扇子や手拭を用いろいろなものを表現したりしますが、
上方落語は屋外で通りすがりの人々にも目立つ必要があったため、小道具や鳴り物を使うなど比較的派手なところが特徴です。
使われる道具に“見台(演者が前に置く小さな机)・小拍子(小さな拍子木)・膝隠し(低い衝立のようなもの)”があり、小拍子で見台をたたいて
場面転換に用いたりします。また、“はめもの”といわれる、噺の最中に入れる効果音のようなものをつかうこともあります。
江戸落語は、東京(江戸)で、噺の名人たちが諸々の屋敷に招かれ、「おとしばなし(オチのあるはなし)」を披露していた「座敷ばなし」が始まりで、
少人数を相手にした噺なので、簡潔でさらっと噺す事が粋(いき)なものとされ、華やかさよりも渋さを好む傾向があり、小道具は手拭と扇子のみを使用するようです。
初めて落語をみにきましたのでちょっと調べてみました。(OR)
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